両国駅を背に、国技館とは反対の南へ歩く。京葉道路を渡って碁盤目の町割りに入ると、相撲の町の賑わいは急に遠くなる。両国四丁目。地元の人でもあまり通らないような路地の中に、その店はあるという。「o2 COFFEE CLUB.」——珈琲と古着の店だ。
公式Instagramによれば、一杯のコーヒーの提供と古着の販売を、ひとつの店で併せて行うのがこの店のかたちだ。公式サイトは持たず、日々の発信はInstagramとThreadsが中心。看板を探して路地を曲がるところから、この店との付き合いは始まる。
◆間借りから、路地の一軒へ
地域メディア・号外NET墨田区の記事によれば、店は墨田区緑一丁目の「offin'」での間借り営業を経て、同じ両国エリアの現在地に移転オープンした。公式アカウントは2026年2月2日、Threadsで墨田区両国にグランドオープンしたことを報告している。現店舗の場所には以前「マックインコーヒー」というコーヒー店が営業していたそうだ。珈琲の店が去った場所に、また珈琲の灯がともる。町の記憶が途切れずに続いていく立地である。
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店を紹介するInstagramの投稿によると、一杯ずつ丁寧に淹れるハンドドリップコーヒーのほか、ワッフルやホットサンドを提供しているという。内装はオレンジを基調としたシンプルなつくりで、店内にはカーブミラーが飾られていると伝えられる。珈琲を待つあいだに古着の棚を眺める——そんな時間の流れ方を想像させる店だ。
場所は東京都墨田区両国4-21-7の1階。両国駅から徒歩7分ほどとされる。営業日や提供内容は変わることもあるため、出かける前に公式Instagram(@o2_coffee_club)で最新の情報を確かめてほしい。
国技館の前で写真を撮って帰る両国の、その裏側。知らなければ入っていかない路地に、珈琲の香りと古着の店がひっそり加わった。川の東の町は、こうして少しずつ書き換わっていく。