都営新宿線は新宿から東へ走り、江戸川区の篠崎で終わる。篠崎駅は東京都内で最も東にある駅で、北口・南口・西口のまわりには東京交通会館篠崎ビルや、スーパーと区立篠崎図書館の入る篠崎ツインプレイスといった建物が集まっている。そこから少し離れれば住宅街が広がり、近くには篠崎公園と江戸川の流れがある。「CAFE419」があるのは、駅と同じ篠崎町7丁目。公式サイトによれば、駅から徒歩3〜4分の距離だという。

419という数字に込めたもの

地域メディア「まいぷれ江戸川区」の新店記事によると、店名の「419」にはいくつかの意味が重ねられている。語呂合わせで「良い空間」、同じく「シークレット」、そして「4月19日」。この日付はオーナーにとって大切な友人の誕生日であり、そのまま店のオープン日にもなった。オーナーは社会人時代に江戸川区で約20年働き、瑞江を拠点に音楽スタジオの運営などを手がける音楽仲間たちと、区内でのイベントを企画してきた人物だという。そのつながりの中で篠崎のこの場所と出会い、カフェを始めることになったと記事は伝えている。

昼は珈琲とパニーニ、夜はクラフトビール

公式サイトは店を「音楽と珈琲が交差する」大人の隠れ家カフェと紹介している。昼は「419オリジナルブレンド」や「エスプレッソスパークリング」といったコーヒーに、有機栽培された21種の穀物を使ったパンのパニーニ。サラダとデザートの付いたランチプレートで、種類はモッツァレラ&トマト、チキン&チーズ、あんバターなどが挙げられている。ドリンクはテイクアウトにも対応するという。日が落ちると生クラフトビールをはじめとした酒とつまみの時間に切り替わる、二部制のカフェ・バーである。

写真 店内のカウンター3席とテーブル席。ジャズが流れる空間の広さが伝わる引きの構図で

店内に流れるのはジャズを中心とした音楽で、プレイリストはオーナーと縁のあるプロのミュージシャンが、店の雰囲気に合わせて選んでいるという。タイミングによっては、そのミュージシャンが店でギターを弾くこともあると記事にはある。公式サイトが掲げるコンセプトは「日常の少し先にある、音と珈琲の隠れ家」。ミニライブの開催のほか、記念日のサプライズなど特別な時間の舞台としての利用も想定し、最大15名までの貸切に対応している。席はテーブル6卓(各2席)とカウンター3席の計15席。全席禁煙でフリーWi-Fiがあり、モバイルオーダーは英語メニューにも対応する。

住所は東京都江戸川区篠崎町7-17-18。篠崎駅から徒歩3〜4分とされているが、どの出口から向かうのか、目印になる通りの名前までは公式サイト・記事とも記載がない。駅前の建物群を抜け、地図を頼りに歩くことになりそうだ。営業日や時間、メニューの最新情報は、公式Instagram(@shinozaki_cafe419)と公式サイトで確認してほしい。

都営新宿線の終わりの町に、友人の誕生日を店名にした15席のカフェができた。区内で20年働き、音楽仲間と重ねてきた縁が、篠崎の一角で形になったという話である。東京の東の端で、ジャズと珈琲の隠れ家がどう根を張っていくのか。季節が変わる頃、実際に足を運んで確かめたい。