注文は餃子とライスとビールしかない、と言っていい。壁のメニューは色あせて、値段のところだけ紙が貼り重ねてある。いちばん上の紙で、餃子は290円だ。
値上げしない理由? そんなもの聞くために来たの? いいから焼きたて食べなさい。
写真 店内、カウンター越しの厨房
皮は自家製。毎朝ふたりで包む。「手が動くうちは続けるよ」と店主。その手は今日も、一個ずつ同じ形に包んでいく。
川の東、まだ知らない東京。葛飾・足立・江戸川・墨田をたずねる地元紙。
亀有の商店街の奥に、夫婦ふたりで四十年続く餃子屋がある。一皿290円。値上げしない理由を聞いたら、怒られた。
注文は餃子とライスとビールしかない、と言っていい。壁のメニューは色あせて、値段のところだけ紙が貼り重ねてある。いちばん上の紙で、餃子は290円だ。
値上げしない理由? そんなもの聞くために来たの? いいから焼きたて食べなさい。
皮は自家製。毎朝ふたりで包む。「手が動くうちは続けるよ」と店主。その手は今日も、一個ずつ同じ形に包んでいく。