曳舟の駅から東向島の方へ歩き、向島郵便局の前に出る。号外NET 墨田区の記事によると、郵便局前にある「手作り総菜 なかむら」の脇から路地を奥へ進んだところに、この夏、カレーの店ができたという。

店の名は「Petits Pois(プティポワ)」。開店は2026年8月18日と伝えられている。場所は東向島2丁目、曳舟駅近くの路地裏にある複合施設「ニュー曳舟荘」の1階だ。

◆広島から受け継いだ屋号

号外NETの記事によれば、店主の両親は広島で洋食店を営んでいて、その屋号を受け継いで開いたのがこの店だという。広島の店で45年親しまれてきた辛口欧風カレーを、曳舟で出している。

メニューは辛口欧風カレーのセット1種類だけ。スープとデザート、ドリンクが付き、ピクルスと自家製の福神漬けも添えられると紹介されている。品書きは一つに絞り、広島で45年続いてきた一皿を東京の路地で出す。そういう始め方の店である。

写真 ニュー曳舟荘1階の店の入口と、プティポワの屋号が分かる表示

◆路地の奥の「ニュー曳舟荘」

WORK MILLの記事によると、ニュー曳舟荘は株式会社キュピが路地裏の空き物件をリノベーションした施設だ。すみラボによれば、2025年1月11日にグランドオープンし、テーマは「たべる」と「しごと」。1階は将来自分の店を持ちたい人を応援するシェアキッチン、2階はコワーキングスペースで、ピラティススタジオも入っている。

すみラボの投稿では、小路の入口を向島郵便局の向かい、「手作り惣菜なかむら」と「飲茶料理フェーフェー」のあいだと案内している。訪ねるときは、この二軒を目印にするとよさそうだ。なお本稿は現地取材をしておらず、公開情報をもとにまとめている。営業時間や定休日などの最新の営業情報は、公式Instagramや公式サイトで確かめてから出かけてほしい。

自分の店を持ちたい人を支える路地の奥の建物に、広島から受け継いだ屋号が一つ加わった。45年続いてきたカレーが、川の東の小さな路地で次の時間を刻みはじめている。